人はみな「あなただけ」に弱い


2016年06月03日 11:23


心理学⑤「ハード・ゲット・トゥ・テクニック」

「ハード・ゲット・トゥ・テクニック」という対人関係における心理学的テクニックの存在を、医師のみなさんはご存知でしょうか。
クレームなどが多い昨今、患者さんからの当たりも強くなっており、職場の人間関係のみならず、クライアントさんとの人間関係にも気疲れする機会がみなさん増えているのではないでしょうか。


「希少性」と「特別感」

そこでうまく活用していただきたいのがこの心理学テクニックなのです。
これは人が評価しがちなポイントの一つ「希少性」を利用したもの。
例えば、「あなただけ」「他にはない」など、その対象が特別である、という評価に対して現代人は比較的弱いものです。
対象が物品であればまだこの希少性に囚われない人も増えてきていますが、まだ昨今においても「あなただけ」「君だけに」というような甘い言葉に弱い人も多いようです。
特に恋愛関係においてよく用いられる印象もありますね。
さて、こういった「特別な印象」を与えることにより、対人関係を円滑にすることが可能です。
例えば気難しい患者さんにも「実はあなただけに特別にお教えするのですが…」と切り出せば、自分は多くのクライアントの中で特別扱いされていると感じ、当たりが弱くなる可能性が高いでしょう。
もちろん同僚などを相手にしてもうまく使えます。
職場内で多用すると「八方美人で信用できない」と顰蹙を買うこと請け合いですが、適切に使えば人間関係を良好にできるテクニックであることは間違いないでしょう。